チャートで同じ値幅を箱(ボックス)の中で行ったり来たりしているように見える、方向感がない相場のことです。図はやや下降ぎみのレンジです。下降トレンドとは言えない相場です。真横に推移していれば、長方形が描けるのですが、今回はひし形になります。もっとも多く出現する相場で、この時の売買の仕方を説明します。
この長方形、またはひし形の抜け出して、上昇に転じたり、下降に転じたりする事をブレイクすると言います。ブレイクしたなと思ったら、レンジ相場での売買方法を中止しなければなりません。損をしている場合でも損切りを決断する時です。
レンジ相場が続いている時、ボックス圏内の高値に来たら売り、安値に来たら買いを繰り替えさばいいわけですが、そんな簡単ではありません。気持ちはいつも上に行くか、下に行くかわからないと思っている事が大切です。高値になったらここで反転する可能性が高いだろう。安値になったらここで反転する可能性が高いだろう。と思っておくぐらいがいいです。高値になる前に反転する場合もあり、エントリーが出来ない事もあります。
高値に近づいたら、そろそろ売りを入れて、さらに高値に近づいたらまた売りを入れます。一回のエントリーではなく資金を分割して、何回かに分けます。反転する確率が高い場所では、ちょっと多めにエントリーしましょう。この図の場合、やや下降トレンドですので、安値より高値の方を多くエントリーしましょう。
このようにして、上がったり下がったりしてくれれば、利益は出ます。図は15分足ですが、上下幅は2銭から4銭ぐらいです。3銭動いたらエントリーしてもいいかも知れません。この幅を大きく取るとエントリー出来ないケースが多くなります。
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