イーサリアム

暗号資産

 イーサリアムは仮想通貨ではありません。プラットフォームです。イーサが仮想通貨です。

 銀行のようなシステムは銀行が管理しているので中央集権型システムと言えます。その反対に中央管理者が存在せず、不特定多数のものが契約の締結をプログラムに従って行動を起こし、その結果データが分散された状態で保存され、誰も改ざんできないシステム。このようなシステムを構築するためのプラットフォームをイーサリアムと言います。

 契約を実行してデータをブロックチェーに書き込む時に報酬としてイーサという仮想通貨を受け取れます。また、イーサは契約を履行するための手数料として用いられています。現在の問題としてこの契約を履行するのに時間がかかってしまい、渋滞が起こっています。手数料を高く支払えば、早く履行されてる為、高い手数料を払っているのが実情です。

 プラットフォームという事はアプリが作れるのです。Androidというプラットフォームはアプリを作れます。iOSというプラットフォームもアプリを作れます。イーサリアムというプラットフォームにもたくさんのアプリが作られています。日本人でもアプリを作っている人がいます。

 さて、どんなアプリがあるのでしょうか。種類としては金融サービス(DeFi)、取引所(Dex)、非代替性トークン(NFT)、ゲームなどがあります。

 金融サービス(DeFi)にはUniSwap、Compundというものがあります。

 取引所は bitFlyer や Coincheck のような特定の企業が運営している取引所ではなく、ブロックチェーン上のプログラムであるスマートコントラクトで管理されている取引所を指します。Binance、MDEX、Uniswap(V2)、PancakeSwap などがあります。

 非代替性トークン(NFT)はブロックチェーン上で発行・流通するデジタルデータです。他のデジタルデータと識別可能な唯一無二の存在として扱うのが NFT の基本的なアイデアです。イーロン・マスク氏が NFT をオークションにかけそれぞれ数億円単位の入札が行われたりしました。CryptoKitties(暗号仔猫)はポケモンカードのデジタル版のようなもので、ブロックチェーンを使った育成ゲームです。猫と猫を交配させて新しい猫を誕生させるのですが、この猫を売買する事ができるのです。レア度が高いほど高く売れ、何匹もの仔猫が200万円で取引されています。 

 My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)は大規模多人数同時参加型オンラインRPGです。世界の歴史上の英雄達を集めて、数々のアイテムを手に入れながら、仮想世界の制覇を目指します。ゲーム内の世界はクリプトワールド(Crypto World)と呼ばれ、敵となるエネミーを倒すことでアイテムを入手し、ヒーローを育成することができます。ブロックチェーンで作られたゲームデータはゲーム外に取り出して自由に保有、交換、売買することができます。

 イーサリアムは2020年の12月1日にイーサリアム2.0へのアップデートが実装されました。合意のアルゴリズムの変更になります。多大な計算量を要する問題を最初に解いたものにブロックの承認を得るというアルゴリズムから
コインを持っている割合で、ブロックの承認の割合を決める方式へアルゴリズムへ変更されました。これによって取引の承認に関する不可を大幅に軽減することが可能になりました。このアップデートはフェーズ0と言われフェーズ2.0まで完了するので最低でも1年以上の時間がかかると見られています。

コインチェック

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GORO

GORO

プログラマー歴40年、64歳、ネットイヤーグループで嘱託社員として働いていましたが退職しました。直腸癌にて癌摘出手術を行い、人工肛門、ストマ生活、閉鎖、脱肛、便失禁となりました。

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