楽園主義

宇宙、未来

 楽園主義とはお金を無くす一つの方法です。この世界からお金を無くしたら、階級がなくなります。階級闘争がなくなります。マルクスが言いました。それは共産主義ですが、共産主義が誕生した時は、金持ちと奴隷階級が存在するはずでしたが、科学技術のおかげで、私たちはもう労働階級は必要ありません。労働階級は徐々に機械やロボット、コンピューターやナノテクノロジーに替わり、誰も働く必要がなくなる時が来ます。

 人は誰でも生まれながらの権利を持っています。食物を得る、社会福祉を受ける、健康管理を受ける、住居を持つ権利。働かなくてもです。労働はロボットに任せられます。ナノテクノロジー、コンピューター、あらゆる科学技術に任せられます。これでもう階級闘争は無くなります。貧富の差が無くなります。

 以前の共産主義では、突然みんなが貧乏になりました。楽園主義では、みんなが豊かになります。どのようにして資本主義から楽園主義に移っていくでしょうか。反抗によって起こります。平和的で非暴力的反抗です。ただ立ち止まって街を占拠し、通りを占拠し「今の体制はいらない」と一緒に主張するのです。

 この世界の革命は、いろんな場所で起こっています。インターネットのおかげです。これにより初めて世界中の人がつながるようになりました。全大陸の人々が同時に言っています。「もういい」「うんざりだ」一生奴隷のように働き、家を買ってもローンが払えなければ銀行に取られる。これは奴隷制です。

 世界には全ての人を豊かにする資源があります。共産主義はみんなを貧乏にしましたが、科学技術のおかげで、みんなが豊かです。豊かとはたくさんの物を持つことではありません。豊かとは生活をするということです。いつも住む家があり、食べ物があり、医療サービスが受けられること、それが豊かです。この場合、なぜ他の人よりも多くのお金を持つ必要があるのでしょう。全ての人が平等で、豊かである事、この地球には十分に可能性があります。70億の人が皆同じ富を持てます。素晴らしい人生を送り、コンピューターやテクノロジーに働いてもらうのです。

 楽園主義でもっとも重要なことは、それが人生で最も重要なことを人々にもたらすこと。それは何も所有せずに、ただ存在すること。食べるために働く必要がなくなれば、人は精神性や意識、幸福、お互いへの愛を発達させます。

 奴隷になっている時、お金のために働く時、隣人より多くのお金を、他国より多くのお金を持ちたいと望む時、所有する事が幸福だという考えを持つようになります。それは幸福ではありません。永遠に奴隷でいることになります。経済が落ち込むと身体が落ち込み、精神が落ち込みます。幸せが所有することではなく、ただ存在することであれば、何も要りません。

 そうすると社会の幸福レベルが貧しい人だけではなく、金持ちの幸福レベルも自動的に上がります。すべての人が十分な物を持てば、持ちすぎではなく寝る場所があり、全ての人に食物があり、働く必要がなければ億万長者はより幸福になり、貧しい人も幸福になるでしょう。楽園主義は地球に楽園を作ります。楽園とは何か。幸福です。

 みんなが分かち合えば、みんながより幸福です。所有しない人は幸せになるでしょう。食べ物の心配がなくなりますから。所有する人も幸せになるでしょう。

 いくら億万長者であっても今この世界、この地球でホームレスの人を目にしたら幸せに思えないでしょう。毎分、一人の子供がアフリカで餓死していることを知れば、億万長者でさえも幸せを感じられません。

 楽園主義は、貧しい人だけではなく、金持ちも幸せにするのです。

GORO

GORO

プログラマー歴40年、64歳、ネットイヤーグループで嘱託社員として働いていましたが退職しました。直腸癌にて癌摘出手術を行い、人工肛門、ストマ生活、閉鎖、脱肛、便失禁となりました。

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