WebReleaseは静的配信型CMSです。
株式会社フレームワークスソフトウェアが開発したCMSです。東京都中央区銀座 7-15-4 三島ビル4F
Tomcat OpenJDKが必要なことから、Javaで開発されたものと思われます。
テンプレートとページ
WebReleaseは非常に簡単で「テンプレート」と「ページ」だけ理解すれば、すぐにでも構築できてしまいます。
テンプレートとはページを生成するときに使用する雛形のことです。
ページはテンプレートがないと作成できません。ページの作成に先立ってテンプレートを作成する必要があります。
まずはテンプレートから作ります。
一番上のメニューに「テンプレート一覧」と「ページ一覧」ボタンがあります。
「テンプレート一覧」をクリックしてテンプレート一覧を表示します。
「テンプレート一覧」画面で「新規テンプレート」ボタンをクリックすると作成することができます。
テンプレート名を入力し、テンプレートの種類は「公開テンプレート」を選択して「保存ボタン」をクリックします。
これでテンプレートができました。
テンプレート一覧画面に今作成したテンプレートが表示されていますね。
テンプレートを修正するには
テンプレート一覧の操作列に黄色いボタンがあります。
ここにカーソルを合わせると、「テンプレートを編集します」と吹き出しが表示されます。
黄色いボタンをクリックするとテンプレート編集画面が表示されます。
テンプレート編集画面には「全般」「要素」「メソッド」「展開」。。。とタブがありますが
「展開」というタブをクリックします。
何故「展開」というネーミングかよくわかりませんが、テンプレートがこのように展開されていますよ。という事なのかな?
エディタが表示されて
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=%encoding()%">
<title>%pageTitle()%</title>
</head>
<body>
</body>
</html>
というようにディフォルトとしてHTMLのコードが入力されています。
そうです。ここでHTMLを登録します。
さて、HTMLの中に気になる記述があります。
%pageTitle()%
パーセントで挟まれてpageTitle()が記述されていますが
このパーセントで挟む記法がデータを埋め込むという事なのです。
そしてpageTitleの後ろに()がありますが、これは関数名である事を表しています。
pageTitle()関数で取得した値をここに表示しなさいという事になります。
そして、pageTitle() 関数は、ページのタイトルを返します。
もう少し、理解を深める為に、ページを作ってみましょう。
ページ一覧画面を表示して「新規ページ」ボタンをクリックします。
先ほど、作成したテンプレートを選ぶとページ編集画面が表示されます。
例えば
ページタイトルに「私のページ」
ファイル名に「test.html」
と入力して保存します。
左上から
このページに使われているテンプレート名
その下にURL
その下に時刻「現在」
その下に「私のページ」[Rev.1]
が表示されています。
「私のページ」[Rev.1]をクリックしてみましょう。
プレビュー画面が表示されます。
なにも表示されていませんが、右クリックでページのソースを表示してみましょう。
<!DOCTYPE html><html lang="ja"><head>
<meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=UTF-8">
<title>私のページ</title>
</head>
<body>
</body></html>
と表示されました。
%pageTitle()%の部分が「私のページ」になっています。
登録したページタイトルがここに埋め込まれています。
次に上から2番目のURLをクリックしてみましょう。
Not Foundになりました。
これはページが配信されていないからです。
ftp管理
では配信に必要なftpの設定を行います。
最上部メニューの「FTP管理」をクリックします。
「FTP 管理」画面の「チャネル」タブで行います。
チャネル名「main」というのが存在しますので、操作列の黄色いボタンをクリックします。
次の情報を入力してください。
チャネル名 | main |
文字セット | Unicode UTF-8 |
チャネルURL | http:// |
プロトコル | FTP |
ホスト名 | 127.0.0.1 |
ポート番号 | 21 |
ユーザID | |
パスワード | |
ftpディレクトリ | /var/www/ |
「FTP 管理」画面の「FTP状況」タブで
編集中のテンプレートまたはコンポーネントがあります。FTP は起動しません。
と表示されている場合は「テンプレート一覧」に戻り
状態が編集中(黄色い□)になっているものを利用可能にします。
操作列の青いボタンをクリックすると利用可能になります。
全て利用可能にしたら「FTP 管理」画面の「FTP状況」タブに戻り、「FTP実行」ボタンをクリックします。
ステータス:停止中が実行中になります。
実行結果は「FTP記録」タブにて確認がでます。
処理の列に「OK」「UPLOAED」などが表示されます。
エラーが発生すると、処理列に「ERROR」と表示され
転送内容に例えば
コンテンツ生成エラー([簡単テンプレート.展開#6] 「a」は定義されていません。)
と赤色で表示されます。
この場合はテンプレートの修正を行い、プレビューでエラーをなくしてから再実行しましょう。
ページ一覧の作成したページに戻りましょう。
上から2番目のURLをクリックしてください。ページが表示されたと思います。
展開とメソッド
開がメインルーチンならメソッドはサブルーチンです。
「メソッド」というネーミングもなんというか、よくわかりませんね。
javaでいうところのmethod?
methodの単語を調べると、方法、方式、(一定の)順序、筋道、秩序、規則正しさ、きちょうめん
どれにも当てはまりません。
メソッドは展開から呼び出すことができます。
展開のヘッダー部分、フッター部分を切り出して、メソッドに定義して呼び出します。
<html>
<body>
%header()%
<section>
</section>
%fotter()%
</body>
</html>
というように
メソッドを作成するときには、メソッド画面で「追加」ボタンをクリックします。
メソッドを作成した直後は、メソッドの名前は untitled() となっています。
この名前をheader()に変更して、内容を記述して保存しましょう。
同様にfotter()も作成しましょう。
ページの中の部品的なものもメソッドで定義するといいでしょう。
例えば、トップページのお知らせ一覧5件などのように。
データの埋め込み
CMS管理画面からデータを入力して、その入力したデータをテンプレートに埋め込んで見ましょう。
管理画面からデータを入力する為には、要素を追加する必要があります。
要素というのは、いわゆる入力項目のことです。
MovableTypeでいうところのカスタムフィールドです。
テンプレート編集画面の「要素」タブで行います。
要素を追加するには、画面右上の「追加」ボタンをクリックします。
上から
- 要素名
- 要素の別名(入力フィールド名)
- 要素タイプ
と入力していきます。
一行テキスト、複数行テキスト、画像と作ってみましょう。
以下のように入力してみましょう。
要素名 | 要素の別名(入力フィールド名) | 要素タイプ |
title | タイトル | 一行テキスト |
body | 本文 | 複数行テキスト |
image | 画像 | イメージ(gif jpg png) |
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