電気伝導性物質(金属や化合物など)が、低温度下で、電気抵抗が0へ転移する現象・状態を指す。
電気抵抗というのは、電流が流れるのを妨げるので電気の一部が熱に変わってしまいます。流れている電流エネルギーが熱となって逃げるので、大きなエネルギーの損失になります。 超電導は抵抗がないので熱を発生することもなく、エネルギーの損失も起こりません。このため、流れている電流は永遠に流れ続けます。 ある特定の物質を混ぜ合わせて作った材料を冷やすと”電気抵抗がなくなる”という現象が起こります。これを超電導現象といいます。
超電導体の上に磁石を乗せると、重い磁石が下に落ちないで、まるで重力に逆らうように浮いている状態になります。これはマイスナー効果によるものです。 通常二つの磁石を近づけると、同じ極(NとN、SとS)が近づけば反発しあうし、異極(NとS)が近づけばくっついてしまうという現象がおきますが、超電導状態になっていると、反発しあうことも、くっついてしまうことも起こりません。
リニアモーター
回転式のモーターを直線状に引き延ばしたもののことをいいます。山梨リニア実験線では、このモーターの内側の回転する部分が車両に搭載される超電導磁石、外側の固定部分が地上に設置される推進コイルに相当し、推進コイルに地上側から電流を流して推進を与える
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